LOVEMEMORY
変わりはじめた
「…亜希」
「ケイゴ…何?」
「…ごめん…俺、ちょっと悩んでるだけ…気にすんな」
「…気になるよ…」
だって
今 気付いたんだもん
「…俺には…ないんだ」
拳を握り、下を向いて
ただ歯をくいしばるケイゴ
「…え?」
「人を愛す資格なんてないんだ…」
…資格?
「資格なんてあるの?」
「……」
「何があったか知らないけど…どんな気持ち抱えてても自由じゃん…」
「…うん…」
「…好きな人でも…いるの…?」
「…好きかわかんないけど…話して楽しい人はいる」
…泣きそうだった