嘘つき
次の日の朝

携帯の鳴る音で目が覚めた。

時計を確認する。

「あ、寝過ぎちゃった」

夏休みは学生にとって

最高に幸せな休みだ。

寝ても覚めても、学校に行かないで

いつまでも寝ていられる最高の期間。

もちろん誰かと遊ぶし

バイトにも行くけど

やっぱり、この自由な時間が

誰しも好きなはず。

だから今日も

もう既にお昼になっていた。

< 10 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop