嘘つき
時間が過ぎるのは一瞬で

もう夜の22時を回っていた。

もう人も少なく、

出店のおじさんは片付けを始めている。

その間を2人で手を繋ぎ歩く。

お祭りの灯りが遠ざかっていく。



いつも通っている道だけど、

今日はなんだか雰囲気が違って見えた。


彼は私を家まで送って

分かれ際、

もう一度キスをする。

そうしたら

彼は子供のように笑って

私を抱きしめた。

彼の腕に抱かれすごく幸せだった。

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