うそつき
僕は布団の中で果乃の右手を握ると、もう片方の手で果乃の頬に触れて、キスをする。


そのまま、果乃の首筋に口をつけると果乃の真っ白な肌に赤い跡をつける。




「ん、痛い」


「あ、ごめん」


「んー、ありがと」



そういうと果乃は夢の世界へと旅立っていった。


僕のこと放置ですか。


いいけどね?


いいけどね?



果乃があれだけ甘えてたのに突然寝ちゃうとかずるいよね?



僕はしれっと今度は果乃の部屋着の前チャックを少しだけ下ろして、鎖骨あたりに首を埋めると、赤い跡をもう1つ作って置いた。



明日、着替える時に気づくかな。



僕をほっといて寝たのが悪い。



僕は果乃の前チャックを元に戻すと、果乃の腰に巻きついて、寝た。







案の定、果乃は次の日着替えた後に顔を真っ赤にさせて、僕の部屋に入ってきて胸をぽかぽか叩いてきた。



それが可愛かったからそのあと反対側の首筋にも跡をつけてあげた。



1日めっちゃ拗ねられたけど。
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