うそつき
胸当てを外して、少しチャックを下ろすと、白い肌と黒い肌着が対照的なコントラストを出していた。


僕は迷わず白い肌に赤い印をつけていく。


見えないところだから、少し強めに。


ちょっとだけ多く。



「ゆ、唯兎くん…。も、いいよ」


「えー、もうちょっと、我慢して?


じゃないと僕が無理」



自分でも何言ってんだとか思ったけど、まぁ大事にしたいからこれ以上は手を出さないことにする。



最後にもう一度、果乃に、大好きな彼女に、キスを。


「大好き」



耳元で一言だけ囁いて。



―Fin―
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