うそつき
Chapter 3
あれから1ヶ月。
彼女は未だ、トイレとお風呂以外では部屋から出たことがない状態のままだった。
なので、進展がはるはずもなく。
習慣付いているのは彼女と毎日ギターを弾いていることぐらいだ。
最近は僕も自分のギターを持って彼女の部屋に行くようになった。
休みの日は何回かに分けて3時間ほど二人でギターを弾いている。
しかし。
今日から僕の学校はテスト期間に入ったわけで。
いつまでもギターを弾くことはできなくなってしまった。
うちの学校の補修は地獄なのだ。
土日の休みはなくなり、毎日びっちり授業を入れられ、平日の放課後は先生の雑用係を任される。
そんな地獄が1ヶ月も続く。
そんなことになったら、ギターを弾いている暇なんてなくなってしまう。
彼女と────果乃とギターが弾けなくなってしまう。
なんとしても、補修だけは免れねば。
と、思っていたんだけど。
「…テスト期間は、来てくれない…?」
可愛く首をかしげるものだから、
参考書と教科書を果乃の部屋に持っていって勉強することになった。
その間果乃は、勉強を見ているらしい。
彼女は未だ、トイレとお風呂以外では部屋から出たことがない状態のままだった。
なので、進展がはるはずもなく。
習慣付いているのは彼女と毎日ギターを弾いていることぐらいだ。
最近は僕も自分のギターを持って彼女の部屋に行くようになった。
休みの日は何回かに分けて3時間ほど二人でギターを弾いている。
しかし。
今日から僕の学校はテスト期間に入ったわけで。
いつまでもギターを弾くことはできなくなってしまった。
うちの学校の補修は地獄なのだ。
土日の休みはなくなり、毎日びっちり授業を入れられ、平日の放課後は先生の雑用係を任される。
そんな地獄が1ヶ月も続く。
そんなことになったら、ギターを弾いている暇なんてなくなってしまう。
彼女と────果乃とギターが弾けなくなってしまう。
なんとしても、補修だけは免れねば。
と、思っていたんだけど。
「…テスト期間は、来てくれない…?」
可愛く首をかしげるものだから、
参考書と教科書を果乃の部屋に持っていって勉強することになった。
その間果乃は、勉強を見ているらしい。