うそつき
────あれから、時は過ぎて土曜日。
お泊まり会の落とし穴を見つけてしまった。
土曜日は和馬もユキちゃんも部活。
ってことは果乃と2人きりな訳で。
結局意味ないっ!
「…唯兎くん、これ、教えて欲しいの」
現在果乃の部屋で勉強中。
果乃はできるだけ規則正しい生活を送りたいらしく朝も早い。
現在朝の9時。
いつもの僕なら寝ている時間に果乃から電話がかかってきて、勉強しようとお誘いがきた。
『…もしもし、…あの、一緒に勉強、しない?』
それが朝の6時30分。
「…唯兎くん?」
「あー、うん、ごめん。どこ?」
「…これ、なんだけど、どうしてここは二乗になってるの?…気まぐれなの?」
「いや、ちゃんと理由はあると思うよ?」
チラッと見ると、知らないうちに2年の教科書になっていた。
ペース早っ。
「これってさ、ちゃんと数学以外の教科もしてるの?」
「…うん、実技教科はしてないけど…」
そうはにかむと、もう一度問題を見て悩み始めた。
やば…眠い。
昨日、遅くまで本読んでたのが悪かったな。
もうちょっと…早く寝れば…。
「…ゆい…ん?」
そして僕は寝落ちた。
お泊まり会の落とし穴を見つけてしまった。
土曜日は和馬もユキちゃんも部活。
ってことは果乃と2人きりな訳で。
結局意味ないっ!
「…唯兎くん、これ、教えて欲しいの」
現在果乃の部屋で勉強中。
果乃はできるだけ規則正しい生活を送りたいらしく朝も早い。
現在朝の9時。
いつもの僕なら寝ている時間に果乃から電話がかかってきて、勉強しようとお誘いがきた。
『…もしもし、…あの、一緒に勉強、しない?』
それが朝の6時30分。
「…唯兎くん?」
「あー、うん、ごめん。どこ?」
「…これ、なんだけど、どうしてここは二乗になってるの?…気まぐれなの?」
「いや、ちゃんと理由はあると思うよ?」
チラッと見ると、知らないうちに2年の教科書になっていた。
ペース早っ。
「これってさ、ちゃんと数学以外の教科もしてるの?」
「…うん、実技教科はしてないけど…」
そうはにかむと、もう一度問題を見て悩み始めた。
やば…眠い。
昨日、遅くまで本読んでたのが悪かったな。
もうちょっと…早く寝れば…。
「…ゆい…ん?」
そして僕は寝落ちた。