うそつき
スマホの画面を見ると僕の最初の投稿が目に入る。
『歌い手始めました!
ふぉるてと活動中です。
作曲を中心に頑張っていくつもりです´ω`*』
なんだろ、投稿も女の子じゃん?
ふと果乃の方を見るとすやすやと寝息を立てている。
僕が部屋にいることに抵抗はないんだろうか。
この子はこんなで、いいんだろうか。
もし社会に出た時に、襲われる気しかしない。
言えないけど。
果乃の寝ているベットの横に座ると果乃を見る。
やっぱ可愛い顔してるよね。
まつ毛長いし…。
目も大きいし、顔は小さい。
唇もふっくらしてて…あぁなんかいま変なこと考えそうになった。
ダメだダメだ。
落ち着こう。
「でも、可愛いよなぁ…」
…黙ろう。
口閉じよう。
ろくなこと言わなさそう…。
…最近、変な感じがする。
今まで思ったことのない感情が湧いてたりする。
果乃を誰にも見せたくないとか、和馬とも目を合わせて欲しくないとか、
…自分のものにしたいとか。
なんなんだろうね。
ほんとに。
果乃が可愛いからダメなんだよ。
そう、これは果乃が可愛いからしてしまった気の迷い。
少しずつ近づけてしまう顔とか、
果乃の息の届くところまで来た時のドキドキする感じとか、
果乃の唇の柔らかい感触とか、
全部全部、気の迷い────
『歌い手始めました!
ふぉるてと活動中です。
作曲を中心に頑張っていくつもりです´ω`*』
なんだろ、投稿も女の子じゃん?
ふと果乃の方を見るとすやすやと寝息を立てている。
僕が部屋にいることに抵抗はないんだろうか。
この子はこんなで、いいんだろうか。
もし社会に出た時に、襲われる気しかしない。
言えないけど。
果乃の寝ているベットの横に座ると果乃を見る。
やっぱ可愛い顔してるよね。
まつ毛長いし…。
目も大きいし、顔は小さい。
唇もふっくらしてて…あぁなんかいま変なこと考えそうになった。
ダメだダメだ。
落ち着こう。
「でも、可愛いよなぁ…」
…黙ろう。
口閉じよう。
ろくなこと言わなさそう…。
…最近、変な感じがする。
今まで思ったことのない感情が湧いてたりする。
果乃を誰にも見せたくないとか、和馬とも目を合わせて欲しくないとか、
…自分のものにしたいとか。
なんなんだろうね。
ほんとに。
果乃が可愛いからダメなんだよ。
そう、これは果乃が可愛いからしてしまった気の迷い。
少しずつ近づけてしまう顔とか、
果乃の息の届くところまで来た時のドキドキする感じとか、
果乃の唇の柔らかい感触とか、
全部全部、気の迷い────