うそつき
────2週間後の日曜日。
文化祭の準備や本番で忙しくて1週間も空いてしまった。
その間果乃は僕の帰りが遅いことに不満をぼやきながら一日中作曲をしていたらしい。
「今日はポカポカして気持ちいいねー」
「そうだね」
朝、果乃と僕は廊下に座り込んでギターを鳴らしています。
何せあったかいもんだから眠たくて。
朝なこともあって既にうとうとしてます僕。
あぁ、こんなことなら昨日勉強なんかしてないで早く寝ればよかった。
そうしたら、こんなに眠くなんかなかったのに。
いや、まぁ勉強って言っても、音楽の…なんだけど…。
果乃が本気な分、僕も本気にならなきゃと思って少々作曲の勉強を…。
そのせいでめちゃくちゃ眠たくて、弦は引き間違えるし、力は入んないし。
挙げ句の果てに目が開かなくなって目をつむったまま弦を押さえるから違うところ押さえてるし…。
眠たいって、すごいな。
「唯兎くん?大丈夫?さっきからめちゃくちゃ変な音出てるよ?」
「う、うーん…」
これは…落ちるな。
僕は暖かい日差しと果乃の柔らかい声で寝てしまった────
文化祭の準備や本番で忙しくて1週間も空いてしまった。
その間果乃は僕の帰りが遅いことに不満をぼやきながら一日中作曲をしていたらしい。
「今日はポカポカして気持ちいいねー」
「そうだね」
朝、果乃と僕は廊下に座り込んでギターを鳴らしています。
何せあったかいもんだから眠たくて。
朝なこともあって既にうとうとしてます僕。
あぁ、こんなことなら昨日勉強なんかしてないで早く寝ればよかった。
そうしたら、こんなに眠くなんかなかったのに。
いや、まぁ勉強って言っても、音楽の…なんだけど…。
果乃が本気な分、僕も本気にならなきゃと思って少々作曲の勉強を…。
そのせいでめちゃくちゃ眠たくて、弦は引き間違えるし、力は入んないし。
挙げ句の果てに目が開かなくなって目をつむったまま弦を押さえるから違うところ押さえてるし…。
眠たいって、すごいな。
「唯兎くん?大丈夫?さっきからめちゃくちゃ変な音出てるよ?」
「う、うーん…」
これは…落ちるな。
僕は暖かい日差しと果乃の柔らかい声で寝てしまった────