ラッキーナンバー
 



「あ゙ーさいあくっ!!」



保健室に来てみれば先生はいないし、仕方なく一人で着替えを探すことにした。

保健室のタンスをゴソゴソと探してみてもタオルしか入ってなくて、しょうがないからとりあえず頭を拭いた。



「もー…びちゃびちゃ…」



あーまただんだんイライラしてきた。



―ボサッ



「わ!なにっ…」



いきなり何かが頭に被さって、それを手に取って見ると、志築くんのジャージとTシャツだった。



「着替え。」




毎回毎回いきなり現れてさぁ…全く、なんなの



「てかサイズ合うわけないじゃん」

「いーからさっさと脱げ」

「はぁ!!?」



なんてこと言うのこの人は!?

きっと顔を赤くしている私を見て、志築くんはあぁと言った。



「安心しろ、バカとブスには手ぇ出さねーから」

「あーよかった、私両方じゃーん…って誰がよ!?」



しつれー!!!



「は?一人で何言ってんだよ」



笑ってんじゃねー!!!



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