ラッキーナンバー
ドキドキ体育祭
目の前には知らない男の人
その人と仲良さそうに話す志築くん
それと、下を向いたままの私
「あー、ごめんね和音ちゃん。
悪気はないから」
「いえ…」
元はといえばちゃんと確認しなかった私が悪いんだ、うん。
男の人の名前はアキくん
志築くんみたいに茶髪で、前髪とか切れよってくらい長い…
「…あ、もしかして俺ジャマ?」
アキくんは私と志築くんを交互に見てから言った。
「ぜんっぜん!私もう教室戻るし!!」
もう授業始まるし
「待てよ、お前にはまだ話があんだよ」
帰ろうとしたら志築くんに引き止められた。
えー、まじなんなんですか
そろそろ勘弁してください…
「て、ことで。お前ジャマ」
「はいはーいっ」
アキくんは手をひらひらと振って出て行ってしまった。