ラッキーナンバー
っていうか
この適当教師と完璧くるめくんが親子だなんて…!
似てなすぎる!!!
「っあー、しょーがねぇ」
そう言って先生は自分の頭をガシガシとかいた。
行かせてくれるのかな!!?
「坂下、お前サボったら1週間トイレ掃除な」
だけど先生がタダで許してくれるわけもなく、代わりにとんでもない交換条件を出してきた。
「なっ…!」
「和音、私も手伝うから行っておいで」
私の手をギュッと握って、茉莉華が言う。
「茉莉華ぁ…!」
私はウンと頷いて、教室を飛び出した。
「なにこれ超青春っ!!!」
廊下を走りながら、私はこれほどにないくらいに青春を感じていた。
だけど教室を出る時、クラスのみんなはポカンと口を開けていたけど。