ラッキーナンバー
 


「はっ!!!!」



しばらく幸せな気分に浸っていると、私はあることに気付いてしまった。



「ん?なんだよ」



突然声をあげた私に、志築くんが聞く。



「トイレ掃除…!」

「はぁ?」



何言ってんだコイツ意味わかんねぇ、というような目つきで私を見る志築くん。

元はといえば、志築くんに告白するためにサボってトイレ掃除を押し付けられたわけで…


要するに



「トイレ掃除させられるのも志築くんのせいなんだからね!!!」

「はぁ!?」





そんなわけで

ようやくカップルになった私達の初めての共同作業は、トイレ掃除なのでした。

めでたし めでたし?





― END ―



< 202 / 212 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop