ラッキーナンバー
 


ま、気付いたから良かったものの

気付かなかったら危うくケガしてテレビもらえないとこだったし

危ない危ない

まぁかわいいじゃん、所詮女の子の嫉妬

許してあげよう…

そう思い、上履きを履く。



―ザクッ


「え」



なんだか嫌な音がして、靴をぬぐ。

真っ白だった靴は、真っ赤に染まっていて

左の靴には長いカッターの刃が入っていた。

しまった…私としたことが…
左側の靴調べんの忘れてた…



「てかイッタぁぁあ゙あ!!!」



あまりの痛さに、足をおさえてその場に座り込む。

あーやばいね

やっちゃったねこれ


はーい決定、もう許さない。

絶対犯人見つけてブッ潰す!!!



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