ラッキーナンバー
だけど茉莉華は憐れみの目で私を見て言った。
「和音、勉強しよ?」
「はい、すみません…」
一応、茉莉華は学年20位以内なそうで
そりゃあ私と比べて頭も顔も良くて…ってか私なんかと比べるまでもなくて…
「せめて私も顔さえ良ければ…」
「あ!そうだ和音、勉強会しよっか
くーちゃんと、私と3人で」
「うぇっ、くくくくるめくんもっ!?」
突然のことに動揺する
だって、いくら嫌いな勉強だって…くるめくんと一緒なら話は別!
「くーちゃんね、学年3位なんだよ」
そんなの、きっと捗るに決まってるでしょ!!
「やろう!勉強会!!」