ラッキーナンバー
「あ、でももしその好きな人に誘われてるんなら…「行くっ!絶対行くよ!!」
土曜日はこの辺りで有名な大きなお祭りがある。
実はちょっと夢だったんだ
好きな人と一緒に、二人でお祭りを回るのって。
それが、こんなに早く叶うなんて
「ありがとう、嬉しい」
誘ってくれて、ありがとう
くるめくん
「よかった」
くるめくんはいつものようにニコッと笑うと、また歩き始めた。
「あ、次右っ」
「うん、わかった」
ほんとは真っ直ぐに進む所を、わざと遠回りをして帰った。
できるだけ長く、一緒にいられるように