ラッキーナンバー
「だって、私が好きなのは優だけだもん!でも、優が不安になるなら、もう他の人のことカッコイイだなんて言わない!!」
「史奈…!」
そこで何故か抱き合う二人
「いつまでも私のKINGでいてね」
「当たり前だろ、俺だけのQUEEN」
………なんなんすかこれ
安っぽい恋愛ドラマのワンシーンを見せられたみたいな感覚
私達はリアクションに困りながら、ただポカンと口を開けてつっ立っていた。
「とゆーわけで、ご迷惑をおかけしましたっ!」
「悪かったな志築、俺の彼女はやっぱり渡せねぇよ」
「いや最初っから最後まで渡す気なかったじゃん」
「つーかいらねぇし」
お騒がせバカップルは、うふふと笑いながら手を繋いでスキップをしながら去って行った…
「何だったんだ、あれ」
「さぁ?」