ラッキーナンバー
《第3章》
水も滴るイイ男?
短い夏休みも終わり、今日からまた学校…
「じゃあテスト始めます」
「まっ、まって先生!
私まだ心の準備がっ…!!!」
「坂下さんはいつもそれね…
はい、とりあえず始めます」
この学校の先生はみんな、私に冷たいの…?
「はい終わり、後ろから集めてー」
チャイムが鳴り、先生が用紙を回収する
「和音っ、出来た?」
茉莉華が近づいてきて私に聞く
「……出来たわけがないです」
だってまず、夏休み明けにテストあるとか知らないし!
いざやってみても半分以上空欄だし!!
「絶対担任に殺される…!」