ラッキーナンバー

天使と悪魔

 


「あの人QUEENだって…」

「で後ろのが…」



"私達"をチラ見して噂話をしている声がする。

結局QUEENって何をすればいいのか昨日は聞けなかったし…



「おい」

「……………」

「おい!」

「……………」



後ろからする声に気付かないフリをしていると、急にお尻にガンッと衝撃が走った。



「いったぁあ!なにすんの!?」

「てめーシカトしてんじゃねーよバカ女」



確かにシカトしてたけど

だからってイス蹴んなくてもいーじゃん!



「ってゆーか!バカって言う方がバカなんだからね!!」

「……はぁ?」



なにその半笑い!!!?



「とにかくっ!私にはもう話しかけないで!!」

「できねーな」



はぁ!?

目の前のこの男は相変わらず半笑いで…

むかつく



「お前昨日の聞いてなかったのか?
KINGの言うことは絶対だって。つまり、お前は俺に逆らえない」

「なっ…!」



誰だー!こんな制度つくったのはー!!?



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