俺の彼女が一番可愛い!
「…ほんと、敵わないなぁ、理真さんには。」
「え?」
「こっちの話です。やっぱり電話してよかったです。」
「あ、そうだ!何か話したいことがあって電話してくれたんじゃ…。」
「話したいことっていうより、…確かめたかったって感じです。昨日のが嘘ではないってこと。」
「嘘じゃ…ないよ。本当。」
「はい。…あの。」
「うん?」
凛玖は胸にあてた手をぐっと握りしめた。
「また、電話してもいいですか?」
「あ、うん!もちろん!」
「忙しい時は忙しいってちゃんと言って下さいね。」
「…忙しいけど、でも、声聞けるの嬉しいし…。」
「!!」
声にならない声をあげたのは凛玖の方だった。
「…理真さんはそうやって…。」
「なに!?」
「声聞けて嬉しいのは…俺だけだと思ってたから…。」
「そんなこと…ないよ!私もちゃんと嬉しいです!」
勝てる気がしない。もちろん勝ち負けなどないのだけれど。
「…早く寝てください。もう俺、限界です。」
「限界…?睡魔の…?」
「じゃないですけど…。明日話します。」
「うん?」
「じゃあ、…おやすみなさい。」
「うん。電話ありがとう!元気出たよ。…おやすみ、なさい。」
少したってから、ピロンと音がして電話が切れた。
「…最後の…絶対ずるいじゃん…なにあれ。」
思わず立ち止まる。元気が出たのも、嬉しかったのも全部全部自分の方だ。
「…ただ、好きなんだよな…本当に。」
ただ好きで、声が聞きたくて。声を聞いてしまったら会いたくて。
「…明日の夜までとか…長っ…。」
「え?」
「こっちの話です。やっぱり電話してよかったです。」
「あ、そうだ!何か話したいことがあって電話してくれたんじゃ…。」
「話したいことっていうより、…確かめたかったって感じです。昨日のが嘘ではないってこと。」
「嘘じゃ…ないよ。本当。」
「はい。…あの。」
「うん?」
凛玖は胸にあてた手をぐっと握りしめた。
「また、電話してもいいですか?」
「あ、うん!もちろん!」
「忙しい時は忙しいってちゃんと言って下さいね。」
「…忙しいけど、でも、声聞けるの嬉しいし…。」
「!!」
声にならない声をあげたのは凛玖の方だった。
「…理真さんはそうやって…。」
「なに!?」
「声聞けて嬉しいのは…俺だけだと思ってたから…。」
「そんなこと…ないよ!私もちゃんと嬉しいです!」
勝てる気がしない。もちろん勝ち負けなどないのだけれど。
「…早く寝てください。もう俺、限界です。」
「限界…?睡魔の…?」
「じゃないですけど…。明日話します。」
「うん?」
「じゃあ、…おやすみなさい。」
「うん。電話ありがとう!元気出たよ。…おやすみ、なさい。」
少したってから、ピロンと音がして電話が切れた。
「…最後の…絶対ずるいじゃん…なにあれ。」
思わず立ち止まる。元気が出たのも、嬉しかったのも全部全部自分の方だ。
「…ただ、好きなんだよな…本当に。」
ただ好きで、声が聞きたくて。声を聞いてしまったら会いたくて。
「…明日の夜までとか…長っ…。」