あたしの夢~叶えるまでの物語~
さぁ帰ろう。
そう思った時ふと声をかけられた。
「ね?3人で飲みに行かない?
今日で撮影も終わっちゃって会えなくなるしいいじゃない?」
いやこいつふざけてんのかよとか思いながら。
これもなにかされないために聞いとかなければと思いつつ我慢する。
「あっ。はい。」
そんなあたしの返事を聞くなり
「俺も行こうかな?」なんて言ってくれる涼くん。
それがダメなんだって!そう心で吐いて小さく心で笑った。
やってきたのは小さなバーここなら確かに誰にも知られなくていいかもしれない。
そんなことを呑気に考える。
「涼くん?
お疲れ様ー!真凜涼くんのファンなんです!春菜ちゃんもファンなんだよねー?あっ!今度ライブに行ってもいいですか?」
こいつほんと馬鹿なんじゃないか?と思いながら何も飲まずに1人耳を傾ける。
3人でなんて言っておいてずーっと涼くんに話しかけてる真凜さん。
まぁ。これが狙いなんだろうけど
いる意味が無い気がしてきた、
いや意味無いか。