あたしの夢~叶えるまでの物語~
春菜side




ここはどこ?



気づけば知らない場所。




アンティークな素敵なお部屋。




いやそんな呑気なことは言ってられないあたしは芸能人。
まさかこんなことになるなんて、、事務所になんて言われるか……あー。記事にされちゃうんだ……そう思った時声が聞こえた。



「目覚めた?」

「え?」


そこに居たのは涼くんのグループのメンバーさんだった。


え?あたしどーしちゃったんだろう。



考えても何も思い出せない。


「え?あっ!大丈夫?無理しないで?ね?
ゆっくり深呼吸して?」














「ね?落ち着いた?
ここ僕の家。何かあった?うちのメンバーの田口涼と。」


「え?」


「いつも春菜ちゃんの話してたよ?
妹みたいなんだってけど最近避けられてるって。
何かあったんでしょ?」




こんなこと言えない。
言ったらこの人まで……




「いえ。何も無いです。
ただあたしがファンだから、ファンとアイドルだから、距離置かなきゃなー?って思っただけです。」


そう口では言ってるのに体は素直だ。




「無理しないでいいよ?ほらゆっくり深呼吸して?
大丈夫……大丈夫だから。ね?」





あたしはどーすればいいんですか?



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