あたしの夢~叶えるまでの物語~


「あたしはファンです。だから、涼くんのことは大好きです。けれどあたしは芸能人である前にファンであって涼くんは人間である前にアイドルです。
たしかに大好きだし嬉しいです、けどファンのみんなを、差し置いて幸せになんてなれません。
気持ちは凄く嬉しいですけどごめんなさい」

「なに?やっぱり無理?なの?
てか、ますますさ好きになっちゃった!」

「は?」

いやこの人はほんとに馬鹿なの?
え?人の話聞いてた?


「俺そんな素直な子好きだよ?それの俺の事やファンのことを一番に考えてくれて。
ね?誰にもバレないようにするから付き合ってくれませんか?ね?付き合ってることは2人だけのあっ!ダメか。メンバーだけの秘密。会うのもメンバーの居る時にしか会わないし現場ではいつもどーり接する。お願い。」



そんな可愛い顔でお願いされて嫌なんて言うわけない。
この人は確信犯だ。


「そこまで言うなら」



「やったーーー!」





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