あたしの夢~叶えるまでの物語~
あれから数時間がたってやっと見つけた友香…。
「良かった…。探したんだよ!」
「なんで?なんで2人がいるの?」
「へ?そ。それは。友香が居なくなったって聞いて…探して…」
「あたし探してくれなんて言ってない…それに…なんでアンタがこいつと一緒に探すの…?」
「それは。たまたまあったからで…」
こんなはずじゃなかった…。
「こいつはお前のこと一生懸命探してくれたんだぞ!
なんでそんなこと言うんだよ!」
「なんでそんな事言うの?
あたしより春菜の方がいいんじゃないの?」
「なんでそーなんだよ!」
「だってお似合いじゃん!
あたしなんかより…それに何?なんで春菜にマフラー?あたしのことなんてどーでもいいんでしょ?」
「そんなことない!」
「そんなことあるよ!」
「ごめん。あたし帰るね…。友香のことよろしくね…」
こんなはずじゃなかった…。
よかった…そう2人で思える…友香は彼氏さんと仲良くなれるはずだったのに…。
歯車は狂い出てたんだ…。
あたしの夢も…あたしの周りも…。