あたしの夢~叶えるまでの物語~


「ごめん!まっ…た…」

「あっ!ごめん…。久しぶりでさ?
みんなで帰ろうかな?って。」

「そっ…そーなんだ。」


なんか緊張する






歯車が狂い出したあと…。軌道修正するまですごく時間がかかった…。


修正されたはずなのに…。
あたしと優翔くんが仲良くなることはなくて…。



今に至る…。


「言いたいことあるんじゃないの?
私もぉ気にしてないし…ね?
無理なことかもしれないけどさ?
言うだけ損は無いと思うよ?」


友香のその声に

小さく頷く優翔くん


「あのさぁ…
あの時はごめん。お前に連絡ばっかりして困らせて…。
お前のおかげで卒業出来たし…お前らのおかげで専門学校も楽しく過ごせた…なのにこの前八つ当たりして…。

俺…。
気づいたら思えのこと好きになってて…。
でもお前は友香の仲直りしろって説得してくるし…。すごくムカついた…。」

「ちょっと!話違うじゃない!」

「えっと…。
俺お前のことまだ好きで…その…」

「ごめん…。
あの時はあたしも助けてもらったしありがとう!それから…今こうして頑張れてるのも優翔くんの一言があったから頑張れてるんだ?
感謝してる…。でも…。
今ね?ドラマの撮影もしてて…それも尊敬してたあの人とで…。さっき小学生の頃好きだった人とも会えたんだ?
少しずつだけど…叶えたかったこと叶えられてる…。気持ちは嬉しいけど…ごめんね…」


「わかってる…でも好き…。
これからも仲良くして欲しい…。」

「うん!
これからもよろしくね?
それから…あたしのファンでいてね!あたしにとっては大切な人だよ!」


「おう!」

「今日だけ…特別ね?」

そう言ってキスをした…。



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