雨の後は、きっと虹がかかる


「なんか、変態みたいで俺やばいやつだな。」


「そうかな?

私のことを、色眼鏡で見ないでくれて本当に嬉しかった。」


いきなり雪村くんが立ち上がって空に向かって叫んだ。


「っしゃー!

俺、本当に星野が好きだ!」


「ちょ、ちょっと待ってよ!

先生達、まだ残っているかもしれない!

ええー……」


「いいよ、今はそんなことなんて。」


「恥ずかしいよ……。」


「あとさ、もう一つ、星野を好きになった理由があるんだ。」


ここに来てまた爆弾発言をする。


本当に恥ずかしい。


もはや恥ずかしさを通り越して熱でも出るんじゃないかってくらいだ。


顔が爆発しそうだ。


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