雨の後は、きっと虹がかかる


図書室は、高校3年生でいっぱいだった。


その間に高1と高2がいるような感じだった。


同じクラスの人も、何人かいた。


でも、ここでは私のことなんて気にしていない様子で一心不乱に勉強していた。


教室とのギャップに驚きつつも、私も空席を見つけて勉強を始めた。


勉強は、べつに嫌いではない。


たぶん、その時にやりたいものをやっているからだと思う。


でも、それだけではもうだめな気がする。


そろそろ大学受験も考えないといけない。


文系を選んだ私は、国立に行くか、私立に行くかで迷っている。


でも、なるべくならお金のかからない国立に行きたいと思っている。


おばさん達にこれ以上迷惑を掛けたくないから。


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