君と明日を見つめてるーー
あのときの高丘類の、してやったりの顔が忘れられない。


私は高丘類を、信じていたんだ。


あいつだけは、分かってくれる奴だって期待してた。



あいつだけは、違うんだって思った。


「待てよ!!」



「やだぁ、離して‼


高丘なんて、嫌い!!
大っ嫌い!!」



君が腕を掴む。


そして、私は君の手を振り払う。



あの日の様で、私は少し貴方が怖い。



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