イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で


いそいで布団で体を隠した。


待って!?
なに!?
どういうこと!?


暁に裸、見られた...!!!


恥ずかしすぎて、今すぐ消えてしまいたい...。


そんな思いで、布団をギュッと握りしめた。


「ここのスタッフに感謝しろよな。風呂場で倒れたお前をここまで運んでくれたんだ」


暁はわたしの気持ちなんてお構いなしに、ソファに座ったまま淡々とそんな説明をしてくる。


「お前ってほんとに世話が焼けるよな。もう少ししっかりーー」


「うるさいうるさいうるさーいっ!!」


もう、パニックすぎて頭が爆発してしまいそうだ。


いろんな感情がごちゃごちゃになって、思わず泣きそうになる。


「暁の馬鹿ッ!!デリカシーっていうものがないわけ!?」


うるさいくらいに叫んでやった。


だってそうでしょ!?


なにも気にしないようにそこでケータイいじってさ...っ!?


ほんと信じられない!!

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