イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で
「っあー!!!」
わたしはご飯を食べ終わり食器をシンクに運んでいると、あることを思い出した。
「なんだよ、大きな声出して」
洗い物をしている暁にうるさいという目線を送られる。
「作文用紙!!明日学校でいるの!!」
思い出してよかったー!!
「作文用紙?」
「うん。現代文の授業で使うんだけど...すっかり忘れてた!暁、持って...」
「ない」
「ですよね」
現代文のあの女の先生、嫌味ったらしくて好きじゃないんだよね。
明日忘れたら絶対嫌味言われる!!
「今から駅前のスーパー行ってくる!!」
「おー、」
今20時で、スーパーは21時までだから間に合う!!
わたしはトートバッグに財布と携帯電話と鍵を入れて家を出た。