イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で


時刻は7時30分。


暁は今、朝ごはんを食べている。


夕くんに、10時に来てって言われたから、わたしは暁が家を出てから朝ご飯を食べることにした。


せっかくの休日だからもう少し寝てもいいのに、

いつもよりはやく目が覚めてしまった。


理由はひとつしかない。


そしてそれから寝つけないまま今に至る。


「ーー...俺の黒い水筒どこ」


もう寝ずにこのまま起きようと思い、洗面所で顔を洗い終え、自分の部屋に入ろうとしたら、

約10日ぶりに暁に話しかけられた。


驚いて、心臓が口から飛び出そうなほど大きく跳び跳ねた。

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