イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で



辺りは新入生でいっぱいだ。


中学から一緒なのであろうすでに仲良さそうに話している子たちもいる。


いいなあ...。


でも、ただ羨ましがってるだけじゃだめだ。


よし、とりあえずクラス表見に行こっと!


そう思い体の向きを右に変換した次の瞬間。


ーーどんっ


誰かがわたしに勢いよくぶつかってきた。


「わっ」


「あいたっ、とと。

ごめんなさいっ!!前見てなくて...」


ぶつかった子はわたしより20センチくらい背が低くて、わたしの肩の辺りとおでこが当たったみたいだ。


おでこをさすりながらわたしを見上げるその子。


目はキュルンとしてて、鼻は子犬みたいで、唇はプルンとしてて。


少し明るめな茶色の髪の毛は肩のラインでふわふわしてて、思わず触れてみたくなる。


なにこの子...超可愛い!!モデル!?

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