イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で


「行ってもいいかなあ!?」


「うん!来て来て」


「やったあ~!」


すごく喜んでいる葵ちゃんがすごく可愛い。


今日出会ったばかりだけど、ほんとにこの子と友達になれてよかったな。


「そうだ!学校の近くのおいしいケーキ屋さん知ってる?そこでケーキ買って彩ちゃんの家で食べないっ??」


首をかしげる葵ちゃん。


ひとつひとつの仕草が“女の子”ってかんじ。


わたしとは正反対だ。


「知らなかった!食べたいな」


「決まり~!!」


そう盛り上がっていると、担任がやって来てホームルームが行われた。


放課後のことが頭いっぱいで、先生の話なんてまったく頭に入ってこなかった。

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