イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で
「わあっ、どれもおいしそうだね~!」
放課後になり、わたしは葵ちゃんと約束のケーキ屋さんへ。
店内は綺麗に飾り付けされていて、とっても可愛いお店。
葵ちゃんがこの店に似合いすぎてるよ。
「彩ちゃんはどれがいちばん食べたいっ?」
不意に質問され、わたしは店内を見渡していた目線をケーキの入った透明のケースに移した。
「わたしはショートケーキがいちばん好きだから、やっぱりショートケーキかな」
「そうなんだ!実はあたしもショートケーキがいいなって思ってたあ~!!」
ケーキの好みが合って、それだけでうれしくなった。
こうしてわたしたちはショートケーキを2つ買って、わたしの家に移動した。