イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で


ガチャリ


お箸を綺麗にならべたそのとき。


その音に敏感に反応したわたしの耳。


暁が帰って来た!!


わたしは急いで玄関へと向かった。


「暁、おつかれさま!お帰りなさい!」


精一杯の笑顔を作って、暁が持っている重たそうな斜めがけバックを自分から受けとる。


う、重たっ!!


「...」


「今日はわたしが夜ご飯準備するね?作ってくれたのは暁だけど!あ、冷蔵庫にあった鯵焼いてもいいよね!?焼くだけならさすがにできるから!!」


「...」


「手洗ってイスに座って待ってて!」


「...」

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