イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で
時刻は15:30。
一旦どこかで休憩しようと思い、わたしはふと目に入ったカフェに立ち寄ることにした。
カランコロン
扉を開けると、そんな可愛らしいベルが鳴った。
なんだかこじんまりとしたレトロなお店だ。
「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」
女の店員さんにあいさつされ、わたしは空いていたいちばん奥の席に座った。
2人や3人でおしゃべりしている女の子たちや、
コーヒーを飲みながら本を読んでいる女の人、
パソコンを打っている男の人もいて、
ここは長く居座ってもいい隠れ家的な雰囲気を感じた。