イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で
いつもは湯船につかるけど、暁を待たせたくないから今日はシャワーですます。
右足首をよく見ると、青く腫れていた。
うわあ...痛そう。
自分の足なのに、まるで他人事のように眺める。
はやく治すために明日は安静にしないとな...。
ドライヤー片手にお風呂から出ると、テレビを見ていた暁が入れ替わるようにリビングのソファから立ち上がった。
「それ貼っとけ」
わたしのほうをむきつつ、顎の先でテーブルの上を示す。
そこには、暁のものだろう、シップが置いてあった。
「あっありがとう」
テーブルにはわたしのご飯も用意してくれていて、「お母さんか?」と突っ込みたくなるくらいだった。