イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で



「自分が乗れるか乗れないかぐらい考えろ馬鹿が」


ジェットコースターに乗り終わった、
呆れた顔の暁と、青ざめているわたし。


「だ、だって...小さい頃はあんなに...」


う~、頭がグルングルンするよぉ。


「あんときとはスケールがちがうんだよ、お前ってほんと馬鹿だよな」


「馬鹿馬鹿言わないでよ!!暁より絶対頭いいんだから!!てゆか大きな声出させないで!頭に響くでしょ!?」


「お前だろ」


朝にも同じツッコミをされたような...って今はそんなことどうでもよくて!


一番こわくないジェットコースターだったはずなのに、

わたしはどうやらジェットコースターが苦手みたいだ。


小学校以来行ってなかったからわからなかった。


たしかにあのときは、トロッコジェットコースターとか、そんな緩いかんじのばっかりだった気がする。

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