イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で
「よーし!こうなったらジェットコースター以外を乗りまくる!!せっかく遊園地来たのに乗らなきゃもったいないもん!!」
変に意気込むわたし。
「はいはい」
そう言いながらもついてきてくれる暁。
「暁、あの船のやつ乗ろ!」
腕を伸ばして指差した。
あれ面白そうだし、わたしでもあれなら乗れる!!
「あれは無理。酔う」
即答で却下された。
「あんなんで酔うの?弱っ」
「...あのジェットコースター乗ってからならいいけど?」
暁が指差したのは、一番こわいと言われているジェットコースター。
「はい無理ですすみません」
「フン」
こんな言い合いをしながらも、わたしたちは11時になるまで目一杯アトラクションを楽しんだ。