イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で
「やばすぎ!!暁最強すぎ!!どんだけくじ運いいの!?」
会場を出てからも、わたしはもらった写真をまじまじと眺めながら興奮がおさまらない。
「俺の運がこんなところで」
わざとらしく言われる。
「まあまあ、わたしのためと思って!!」
「余計無理」
むかつく発言も、今のわたしの耳にはまったく届かない。
それくらいルンルン!!
ほんっとにうれしい!!
「...つーか、とりあえず腹減った」
暁の言葉に、わたしも自分が空腹なことに気がついた。
「そうだね!そこのレストラン行く?」
「あぁ」
ちょうどすぐそこにあったレストランへと入った。
暁はハンバーグ、わたしはオムライスを注文した。