イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で
「ねえ暁、今度オムライス作って!」
それぞれの注文が届いて、空腹な胃に料理を運ぶ。
わたしが誕生日のときに作ってくれたオムライスをぱっと思い出した。
そういえばあれ以来、作ってくれてない!!
「さすがにオムライスぐらい自分で作れるだろ」
作れなきゃ女として終わってるぞ、とでも言いたげ。
「じゃあ、暁のぶんも作ってあげるね!」
わたしの腕の見せ所だっ!!
「嫌な予感しかしねーよ」
「そんな遠慮しないでよ~!!」
「さっきからテンションうざい」
空腹だったこともあり、わたしたちはあっという間に料理を平らげた。