本当のワタシ

「えっと…秀…/////…あんま慣れないのー!呼び捨てって…」


クラスの男の子もあまり私と話してくれない。

話しかけに行ったら、居づらそうにしてる。


嫌われてるのかな…。


「/////…下っ端は全員呼び捨てでいいんですよ」


「そう…なの?」


「はい!じゃあ紹介しますね」



秀に連れられて、色んな人のところに行った。


今までこんなにも多くの人と話したことないかも…。


私は記憶力には自信があるので10分後にはほぼ全員の名前を覚えていた。


「あ、あと…さ」

「はい?」

「私のことも呼び捨てでいいんだけど…」


そう言うと、周りにいた下っ端の空気が固まった。


え、なに!?
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