本当のワタシ
それか、私の弟が作ってくれていた。

……今はどこにいるのか分からないけど。



「沙恵?」


伊月に呼ばれて気づいたら皆が私のことを心配そうに見ていた。


「どうした?ホームシックか?」


あの藍斗までも。


「違うよ。考え事してただけ」


「そっか。何かあったら言えよ?」


「うん。意外と優しいのね、藍斗」


「いっ意外ってなんだよ/////」



皆照れ屋さんなのね〜


赤くなっている藍斗を放っておき、目の前にあるサンドイッチに手をつける。


「うわぁ〜美味しい」
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