あきら先生、だいすきです。
学校が近づくにつれて、
うちの制服を着た生徒が増えてきた。
それと同時に、女子生徒からの視線がぐさぐさと私に刺さり始めた。
「あの、なんか視線が痛いんで離れて歩きますね、、、」
晄先生の人気は日を追うごとにどんどん高くなり、
" みんなの晄先生 " という決まりができていた。
「別にみんなの視線とか気にしなくてもいいと思うけど、まあお好きにどうぞ」
私は先生の一歩後ろを歩いた。