あきら先生、だいすきです。
次の日の朝。
「はあ!?大丈夫だったの!?」
私の大親友である、和田 奈乃加(わだ なのか)に昨日の話をしていた。
「通りすがりの人が助けてくれてさ」
「通りすがりの人?」
「うん。ほんとに全然知らない人だったんだけどね」
「そんな人が世の中にいるなんて、未来もまだまだ安泰かなあ〜。で、その通りすがりの人ってどんな人だったの?」
「どんな人?えっとね、、、」
私たちの会話を妨げるかのように、教室のドアが勢いよく開いた。