あきら先生、だいすきです。



次の日の朝。



「はあ!?大丈夫だったの!?」



私の大親友である、和田 奈乃加(わだ なのか)に昨日の話をしていた。



「通りすがりの人が助けてくれてさ」



「通りすがりの人?」



「うん。ほんとに全然知らない人だったんだけどね」



「そんな人が世の中にいるなんて、未来もまだまだ安泰かなあ〜。で、その通りすがりの人ってどんな人だったの?」



「どんな人?えっとね、、、」



私たちの会話を妨げるかのように、教室のドアが勢いよく開いた。



< 7 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop