君の隣で笑いたいーー
事情を聞けば、蛇鬼(ジャキ)と言う名の族に追い回されてるとのこと。

まぁ、わかるけどだってこの子ーー



「可愛いね、君。

大丈夫、俺達が守ってあげるよ‼
なんたって俺達は雷龍の幹部なんだから。」


雷龍と聞いて、目を見開く女の子。



知ってるのか?



「知ってる?」


「うちのパパ、雷龍の総長してたの。


ママは、雷龍の姫だったんだ。

私はママ似だけどね。」



「「「はあ!?」」」



思わず大声をあげる俺達。


まさかーーー



「橋爪 雷さんの娘!?」


「うん、橋爪 愛心です」


マジか。


尊敬してた伝説の総長の娘なんてーー


あり得ない。


むしろ、助けて良かったな。


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