君の隣で笑いたいーー
大きな瞳から涙が、ポロリ、と流れた愛心は綺麗だった。


ドキッーー


「とりあえず送ってく」


俺は君の手を引いて連れて行こうとする。


「俺がいくよ」


その手を志貴が掴んだ。


「いや、いいよ。
俺"総長"だし、俺がいく」



「いや、総長関係ないじゃん、俺が行くよ」


バチバチ


なんかーーー


「あの~私一人で……「「ダメ!!ちょっと待ってて」」



びくっ


思わず縮こまる愛心ちゃん。



< 19 / 282 >

この作品をシェア

pagetop