君の隣で笑いたいーー
その闇は、近づくーー

潜む罠

駅前の待ち合わせ場所に、待ってた俺は、暑さで額の汗を拭う。

「暑いな、マジ。
木戸、大丈夫か?」

汗ダラダラだぞ、コイツ。


「早く来ないかなっ、俺死にそう」


「「ごめんなさい!!」」


「遅くなってごめんね」


そこへ来た二人の姿に目を丸くする。


やばい、可愛い。


「いや、大丈夫だよ!!今来たばかりだし」


木戸。

汗ダラダラ流して、説得力ゼロだし。


「そっかぁ、行こう‼」


って信じるのかよ。

思わず突っ込みを入れる。



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