君の隣で笑いたいーー
ん……………?


感じる視線に、振り向く。


居ない。

どうせ、奴等だろう。


そう、どうせ、尾行してる奴等の殺気だと思ってた。


だからわざと、ヤキモチ妬かせるために愛心ちゃんの手を握った。


すると、また殺気が強くなる。


面白くて堪らないよ。

くくっ、と笑えば二人はおかしそうに首を傾げた。


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