君の隣で笑いたいーー
バタンッ


そこへ、真中と木戸が来た。


不思議と、何も言わない二人。


なんだ?



「よくやったな、お前ら。


えらいぞ」

そう言い二人の頭を撫でた。



「知らないのか、そうだよな。


こいつらは蛇鬼の幹部だ。

こいつらに、武術を教えたのは俺だ。

つまり、こいつらに勝てないお前は、姫を守ることできねーんだよ」



ニヤリニヤリ、と不気味に笑う男に、嫌気がさす。


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